ブレインストーミング

読み:ぶれいんすとーみんぐ英語名:Brainstorming

ブレインストーミングとは、アメリカの広告代理店BBDOの副社長だったアレックス・F・オズボーン氏が1940年代に考案した会議方式の1つです。「集団思考」「集団発想法」「課題抽出」とも呼ばれます。

 

少人数(5~10人程度)の集団でアイディアを出し合うことにより、その場の参加者の間にアイディアの連鎖反応を生み出し、新しいアイディアを次々と誘発することを期待する技法です。

 

ブレインストーミングには、以下の4原則があり、これらを守ることで、効果的なアイディア出しの会議ができるとされています。

 

①判断・結論は出さない(結論厳禁)

一般的な会議は結論を出すことがゴールになりますが、ブレインストーミングでは判断・結論は次の段階の会議に任せ、まずはアイディアを出すことに集中します。そのため、「それは予算的に無理だ」「そのアイディアにはこんな問題がある」などの否定的な発言は必要ありません。

 

②荒削りなアイディアも歓迎する(自由奔放)

誰もが思いつくアイディアよりも、奇抜でユニークで斬新なアイディアを重視します。とにかく、自由な発想で次々にアイディアを出すことを重視します。最初は笑いものにされるようなアイディアが新規性のある発明に繋がることは少なくありません。

 

③アイディアの量を重視する(質より量)

一般的で陳腐なアイディアでも、新規性があり独創的なアイディアでも、とにかく量を出すことを重視します。まずは各人が思いついたことを全て口に出して書き留めましょう。ブレインストーミングにおいては、アイディアの量を出すことで、徐々に質も高まってくると考えます。

 

④アイディアを結合・発展させる(結合改善)

別々のアイディアを結合させたり、一部を変化させたりして、新たなアイディアを生み出します。他人の意見に便乗することも推奨され、連想ゲームのように次々にアイディアを生み出すことが求められます。

 

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