決済画面での離脱率を改善できるエントリーフォーム最適化(EFO)20の方法

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ECサイトの改善方法でとても重要な項目の一つであるEFOってご存知ですか?

エントリー・フォーム・オプティマゼイション(EFO)の略で「エントリーフォーム最適化」の事です。

 

レジ(お会計)の部分を迷わず快適にしましょう。ということです。

リアル店舗では、レジに並んだのに、途中で帰る事ってほぼないですよね?

それがインターネット上のお店では、多いときはなんと6割強の人が途中で帰っているのです。

※オンライン決済をしない商品やサービスの資料請求などのEFOもありますが、今回はECサイトでのEFOのお話です。

 

オンラインで決済していて入力が多すぎたり、流れが分かりづらくてト途中で断念した経験がある方も多いと思います。

 

ほんの数%でも積み重ねれば大きな数字になるのに、6割強だと一体いくらの損失でしょうか?

 

先日、弊社クライアント様から「離脱率や入金率が悪いので、見てもらえないか?」と相談が来たのですが、
申し込み後の決済手続きが出来ていない顧客が全体の2割程いたのです。

 

実際に全ての決済方法で購入手続きを行うと、沢山の問題が出てきました。

販売前に購入手続きのテストを行っていれば、回避出来ていた問題も多々有りました。

 

では、購入手続きのテストの際に確認するポイント以下にご紹介します。

エントリーフォーム最適化(EFO)は、大きく分けて3つの目的に分けて改善しましょう。

■目的1:入力の面倒を軽減するために!

■目的2:申し込み途中で迷わないようにするために!

■目的3:安心や信頼のために!

 

■目的1:入力の面倒を軽減するために!

1,入力項目は必要最小限にし、スクロールも出来るだけ抑える。

 

2,必須項目と任意項目は分かり易くする。「※」は分かり辛い。

└必須項目のアイコンを大きくしたり、必須項目の入力エリアには色をつけて識別し易くする。

 

3,入力ボックスを分けない。

└例:「姓」と「名」ではなく「お名前」とひとつにまとめる。

 

4,郵便番号を入力すると住所が自動入力出来るようにする。

 

5,スマホユーザーのために、電話番号など数字を入力するボックスでは、最初から数字になるようにする。

 

6,「送信ボタン」の横に「リセットボタン」は絶対に入れない。

└間違って入力内容をリセットしまわないようにするため。

 

■目的2:申し込み途中で迷わないようにするために!

7,申し込みページ内の他ページへ遷移するナビゲーションは削除する

└ヘッダーとサイドバーとフッターのナビゲーションなど

 

8,あとどれくらいで完了するか分かるように現在位置や入力ボリュームを表示する。

└step1などステップチャート形式での表示や、入力に掛かる時間の目安を入れる。

 

9,入力例を記載し、入力ミスを防ぐ。

 

10,入力している項目の色を変えて、入力ミスを防ぐ。

 

11,送信時にまとめてエラーを表示させない。入力エラーは入力した時に表示させる。

 

12,入力エラーは間違いの内容を表示させる。

 

13,スマホユーザーのためにボタンは大きくして、タップのミスを防ぐ。

 

14,ボタンは大きくして、クリックやタップした後の動作が分かるボタンの名称にする。

 

15,ボタンを二つ配置する場合は、右側に手続きが進むボタンを配置し、左側に戻るボタンを配置する。

 

■目的3:安心や信頼のために!

16,SSLを導入し、セキュリティの向上を図る。また証明書シールなどがある場合は、表示させる。

 

17,規約などはページ内に表示し、ページ遷移させないようにする。

 

18,申し込み後の対応が分かるようにする。

└何日以内に商品を発送するなど。

 

19,金額の勘違いを無くす。

└送料や税金を明記し、カート途中での金額の勘違いを防ぐ。

 

20,電話番号も明記し、お問い合わせや申し込みを受け付けられるようにする。

 

 

 

以上が、決済画面での離脱率を改善できるエントリーフォーム最適化(EFO)20の方法になります。

少しでも心当たりがある項目は、早めに改善してください。効果を実感出来ると思います。

すぐに実践できる内容も沢山ありますので、是非お試し下さい。

山中洋史

コンサルタント紹介:Hiroshi Yamanaka

ネットショップのユーザビリティや導線の設計を手掛けるデザイナー兼コンサルタント。
最近はUSPの構築など戦略全体から手掛ける事も増えているため、
クライアントの価値観や物事の本質を見極めることを心掛けている。

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