プロダクトアウト

読み:ぷろだくとあうと英語名:Product out

プロダクトアウトとは、企業が商品開発や生産を行う上で、顧客のニーズを優先させるのではなく、作り手の理論を優先させる手法のことです。「作り手が良いと思うものを作る」「良いと思って作ったものを売る」という考え方です。

 

日本では長らく、良い商品を作れば売れるという時代が続きました。CanonやNikonのカメラ、SONYのウォークマンなどはプロダクトアウトの典型例でした。

現在でも、革財布・革カバンなどのレザークラフト製品やアクセサリーなどは、プロダクトアウトの手法で作られるケースが多いようです。

 

最近では、インターネットの普及に伴いマーケティング活動が容易になったこともあり、入念な市場調査によりニーズを把握して、顧客のニーズに応えた商品開発をすることが一般的になっています。

 

しかし、日本は元々職人気質の人が多い国でもあり、まだまだ作り手の想いをベースにしたモノ作り(=プロダクトアウト)が根付いていると言えます。

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