ライフサイクル・エクステンション

読み:らいふ・さいくる・えくすてんしょん英語名:Life cycle extension

ライフサイクル・エクステンションとは、プロダクト・ライフサイクルの成熟期から衰退期に掛けて、売上高を維持・増大させるためにマーケティング戦略を再構築することです。

 

全ての商品・サービスにはプロダクトライフサイクルがあり、どんな商品もいずれは市場から消える運命にありますが、様々な修正を加えることで、長く消費者に受け入れられる商品・サービスも存在します。

 

たとえば、「カメラ」という商品は、以前はフィルムカメラが主流でした。高額なカメラ本体とフィルムを購入し、写真を撮影して、現像とプリントをするという時代が長く続きました。

そこに、使い捨てカメラの「写ルンです」やインスタントカメラの「チェキ」などが登場して市場を拡大しました。

 

また、デジタルカメラの登場や携帯電話へのカメラ機能の搭載などにより、今やカメラを持っていない人はいないほど、広く市場に浸透した商品になっています。初期のフィルムカメラは衰退しましたが、形を変えて残り続けているのです。

 

このように、成熟期・衰退期にある商品に修正を加えて、その商品ジャンルの需要を維持・拡大しようとする施策を「ライフサイクル・エクステンション」と言います。

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