リレーションシップ・マーケティング

読み:りれーしょん・まーけてぃんぐ英語名:Relationship marketing

リレーションシップ・マーケティングとは、顧客との良好な関係を長期的・継続的に維持・深化していくことで、顧客の強いロイヤリティを創りだすマーケティングのことです。

 

1回ごとの取引で最大の利益を上げることを考えるよりも、顧客の満足感を第一に考えることで、次回以降の取引の可能性を高め、長期的に利益を増やすことを重視するスタンスを取ります。

 

日本では、マーケティングという概念が導入される以前から、自然とリレーションシップ・マーケティングが実践されてきた歴史があります。老舗の旅館や飲食店、地方に根ざした百貨店などでは、リピート客の割合が80~90%ほどに達することもあるほど、顧客との関係を大切にしてきた文化があります。

 

そのため、アメリカから輸入されたマーケティングという概念の中でも、「リレーションシップ・マーケティング」は、多くの日本人にとって自然に受け入れ実践可能なものだと言えるでしょう。

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