ネットショップで伝わる文章を書くための5つのコツ-初級編-

執筆

前回の記事「商品の魅力が3倍伝わる文章の考え方」の続編として今回は「伝わる文章を書くための具体的な5つのコツ-初級編-」をお話していきます。

 

文章を書くという事は、ネットショップで言えば商品の説明や広告の原稿を書いたり、また経営者の立場になれば、企画書や報告書など色々な場面で文章を書く機会が増えると思います。

 

しかし、この文章を書くという行為に苦手意識を持っている方も少なくありません。

 

実際に紙やパソコンを目の前にして頭が真っ白になり、目の前の原稿も真っ白のまま進まない・・・

なんてこともよく聞きます。

 

特にネットショップというのは、以前と比べると写真の掲載量も増え、また最近は動画でプロモーションしている商品も増えましたが、実際には触れたり見たり出来ないものです。

したがって、最後は文章の力でお客様に商品の持つ魅力を伝えていかなくてはなりません。

 

今後、インターネットを使ったビジネスというのはさらに増えていくと予想されます。

その際、あなたの商品やサービスの魅力を余すことなく伝えることの出来る文章が書ければ、差別化も図れて無理な価格競争に巻き込まれずに済みます。

 

また、商品の説明の文章が分かり辛く、上手く伝えることが出来ずにクレームに繋がるリスクも回避することが出来ます。

 

では、実際に文章をどう書けば良いのでしょうか?

今回はその書き方のコツをご紹介していきます。

 

コツ1:まずは書き始める。

最初から完璧に書こうとすると、筆が(パソコンなら指が)進みません。

まずはラフな状態でいいので、言葉や文章をそのまま書き出していきます。

 

誤字や脱字も後で直せばいいので、とにかくリズミカルに流れに任せてガーっと書いてしまいます。

文章を書くプロであっても必ず手直しはしています。

 

別に間違った箇所などは後から何回でも直せばいいので、最初は流れを止めずに書くことを意識してください。

とにかく最後まで書ききってしまうことが大事です。

 

コツ2:最後まで書いてから編集(手直し)する

とにかく、最後まで書ききってから、編集をします。

 

途中で間違いや誤字脱字や表現など気にしていると一向に進まないことがあります。

流れを中断すると筆が止まってしまいますので、細かな調整は後から行いましょう。

 

編集の手順ですが、まず最初のステップで全体の構成を確認し、情報が足りないか?多すぎないか?わかりやすいか?など全体的な部分を俯瞰して全体のボリュームを整えたり、言葉を加えたりしていきます。

 

次のステップでもっと細かい部分。

文法や誤字脱字、表現方法などに問題がないか?などを見ていきます。

漢字の細かいチェックなどはここでやってください。

 

コツ3:小見出しなど付けてセクション分けして構成する

商品説明などの短い文だとそこまで必要ではないですが、長文の場合はセクション分けして構成すると伝わり易くなります。

 

情報が溢れている現代では、見出しで読むべき文章なのかを読者は判断します。

流し読みされることを前提にして、見出しを考えたり構成しりたりする必要があります。

 

また、セクション毎に小さなタイトルを付けて文章を書いていきます。

「○○する為に必要な三つのポイント」という小見出しならそれについての文章を書いていくということです。

 

そして、コツとしては自分の得意な小見出しのテーマから先に書いてしまうという手もあります。

一番上から順に書こうと思ったけどあまり得意なテーマではなく書く手が止まってしまう・・・という事になるくらいなら、まずは自分の書きやすいところから書いてしまうということです。

 

こうする事で、流れも出来ますしその勢いで別のセクションも楽に書くことが出来るのです。

 

コツ4:時間を制限して集中して書く

人の集中力は限られています。

時間を意識せずに書こうとすると、どうしてもダラダラになってしまいます。

 

そこで、30分とか時間を制限してその時間内で書き切る!と自分に制約をかけてください。

そうしないと、どんどん伸びていき、集中力が切れてしまいます。

 

この時、キッチンタイマーのような音が出る物を使って時間を区切るとメリハリが出るでしょう。

 

実際に時間をしっかりと決めて取り組む方法は、とても生産性が上がりますので是非採用してみてください。

 

コツ5:最初から上手く書こうと思わない

どんなことでも初めから上手く出来る人はいません。

どんなプロも試行錯誤して継続して上達しているのです。

 

最初はとにかく書いて場数を踏み、引き出しを増やしましょう。

上手く書こうとすればするほど手が止まり流れが止まってしまいます。

 

他人の評価を気にして筆が止まり上達を止めるより、どんどん書いて徐々にでも上達した方が良いです。

ありきたりの表現ですが「継続は力なり」です。

 

書く事を楽しむコツ

そして、継続するコツはやはり楽しむ事です。

例えば、ブログは読者の方からの反応が少しでもあれば楽しくなると思います。

 

直接的な反応がなくても、アクセス解析をみて、アクセス数やページビューが増えている数値を見るだけでも楽しくなると思います。

自分が楽しくなるポイントを探す事も継続するコツの一つだと思います。

 

良い文章やコンテンツが商品を見つけてもらうキッカケになる

今回ご紹介した5つのコツをまずは試して頂ければ、今よりも楽に文章が書けるようになるはずです。

「自分は文章が下手だから書けない。」という思い込みをしてしまうと、本当にその通りになってしまいます。

 

文章に対する苦手意識や思い込みを外して、どんどん書いてください。

書けば書くだけ、必ず上手くなると信じて私も書いてます。笑

 

冒頭でも少し触れましたが、今後はインターネットを使ったビジネスの場はさらに増えていくでしょう。

 

そんな時にクオリティの高い文章やコンテンツを書いていくことで、あなたのお客様にあなたの商品を見つけてもらい易くなります。そして見つけてもらった後は、商品の魅力が自然と伝わります。

 

それが、結果的に顧客ファーストなビジネスの運営に繋がりますので、まずは楽しみながら継続して文章を書いてみてください。

 

山中洋史

コンサルタント紹介:Hiroshi Yamanaka

ネットショップのユーザビリティや導線の設計を手掛けるデザイナー兼コンサルタント。
最近はUSPの構築など戦略全体から手掛ける事も増えているため、
クライアントの価値観や物事の本質を見極めることを心掛けている。

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