ネットショップの関連商品表示でSEO内部対策を強化する方法

SEO

ネットショップ運営者の多くが、検索エンジンからの集客、つまりSEO対策に苦慮しているのではないでしょうか!?

 

特に独自ドメインで独立型のネットショップを運営する場合には、楽天市場やAmazon、Yahoo!ショッピングなどのモール型ネットショップに比べて、検索からの集客を軌道に乗せるのが非常に困難です。

 

その結果、多くのネットショップがGoogleやYahoo!の運営するリスティング広告に頼った集客になり、利益率を低下させてしまう現状があります。

 

しかし、SEO対策にしっかり取り組み、検索エンジンから継続的に集客できるネットショップを構築できれば、集客コストを抑えることができ、利益率の高いショップ運営が可能になります。

 

今回の記事では、EC-CUBE、カラーミーショップ、WELCARTなど国内の主要なネットショップ構築サービスのデフォルト機能に含まれている「関連商品表示」を活用して、SEO対策に非常に有効な内部リンク構築を実現する方法をご紹介します。

 

SEO対策とは!?~外部対策と内部対策~

まず、SEO対策とは何かご存知でしょうか?

 

本サイト内でも何度か取り上げてきましたが、SEOとは、Search Engine Optimizationの略で、日本語では「検索エンジン最適化」と訳されます。

簡単に言うと、Googleなどの検索エンジンで、自分のサイト(ネットショップ)を検索結果の上位に表示させる為の諸々の施策のことです。

 

大きく分けると「外部対策」と「内部対策」に2通りあります。

 

外部対策では、主に他のサイトから自分のサイトへの被リンクを獲得することにより、検索エンジンから、「このサイトは多くのリンクを獲得しているから、人気のあるサイトに違いない」という判断をしてもらい、上位表示させることを目指します。

 

ただし、現在ではリンクの質が重要になっています。自作自演でリンクの数を増やすSEO業者が蔓延したことが原因です。

関連性のないリンクなどは質の低いリンクと見なされ、ペナルティを課せられ順位が下がったり、悪質な場合は表示されなくなることもありますので、注意が必要です。

 

一方、内部対策では、サイト内のソースコード最適化やコンテンツの充実、内部リンク構造の強化などにより、サイトの内側の評価を高めることを目指します。

 

■ネットショップはSEO内部対策がメイン

特に、ネットショップのSEO対策を実施する際、重要になるのがSEO対策の中でも内部対策です。

 

ニュースサイトや個人が運営する面白いブログなどであれば、積極的に他者のサイトにリンクを貼ってもらえたり、TwitterやFacebookなどのSNSで拡散されることで、SEO外部対策を強化することもできます。

 

しかし、商売(つまり、利潤追求)を目的とするネットショップの場合は、被リンクを獲得することが非常に困難になります。

 

そこで、ネットショップでは内部対策が重要になるのですが、商品説明などのコンテンツの充実と並んで、それぞれの商品ページに「関連商品表示」をすることが非常に重要になるのです。

 

関連商品表示で強力な内部リンク構築が可能に

SEO内部対策の重要な施策の一つが、内部リンク構築です。

内部リンクとは、サイト内の各ページから、関連性の高い別のページにリンクを貼ることです。

 

サイト内に関連ページへの内部リンクを豊富に張り巡らせることで、検索エンジンのクローラー(インターネット上のサイトを巡回するロボット)に、サイト内を円滑に回遊してもらうことができます。

 

手間の掛かる作業ではありますが、ネットショップの全ての商品ページから、関連する他の商品ページへのリンクを貼ると、非常に強力な内部リンク構築を実現できますので、一度サイトに訪れたクローラーに長時間サイト内を巡回してもらうことができ、結果としてサイトを高く評価してもらうことができるのです。

 

関連商品表示は顧客の購買単価アップにも有効

また、商品ページに関連商品表示をすることは、検索エンジン対策だけでなく、顧客の購買単価アップにも極めて有効な施策です。

 

消費者が商品を購入する際に、他の商品を一緒に衝動買いする傾向が強く見られることをご存知ですか?

たとえば、マクドナルドでハンバーガーを購入した際に「ポテトとドリンクもご一緒にいかがですか?」と聞かれたり、コンビニで買い物をした際にレジ横のガムを買ってしまったり、という経験があるのではないかと思います。

 

これは、クロスセルという販売手法で、関連商品を一緒に購入することを提案することで、顧客単価を引き上げるために、小売業界で一般的に行われている慣例です。

 

ネットショップでは、直接の接客により関連商品の購入を提案することはできませんが、商品ページの下部にさり気なく関連商品表示をすることで、効果的に顧客単価アップを実現することが見込めます。

 

関連商品表示は検索エンジンにも顧客にも有効

このように、関連商品表示は、検索エンジン対策としても、顧客単価アップのためのクロスセルとしても、非常に有効です。

 

多少の手間は掛かりますが、追加でコストの掛かる施策ではありませんので、必ず取り組んでください。

 

山中洋史

コンサルタント紹介:Hiroshi Yamanaka

ネットショップのユーザビリティや導線の設計を手掛けるデザイナー兼コンサルタント。
最近はUSPの構築など戦略全体から手掛ける事も増えているため、
クライアントの価値観や物事の本質を見極めることを心掛けている。

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