決済代行会社の審査無しでクレジットカード決済を導入する方法

外貨決済

ネットショップ運営者の皆さん、クレジットカード決済を導入していますか!?

 

ご自身がAmazonや楽天などをご利用になる際の決済方法を考えると、多くの場合がクレジットカード決済ではないでしょうか。

 

しかし、個人や小さな会社が運営するネットショップにクレジットカード決済を導入するには、審査やコストの面で決して低くはないハードルがあるのも事実です。

 

そこで、今回は無審査かつ低コストでクレジットカード決済を導入する方法をご紹介します。

 

ネットショップ利用者が選ぶ決済手段は!?

さて、ネットショップ利用者が実際に利用している決済方法とその比率をご存知ですか?

 

経済産業省が発表した『消費者向け電子商取引実態調査』によると、44%がクレジットカード決済、16%が代金引換、15%が銀行振込・郵便為替、9%がコンビニ決済を選んでいます。

 

また、Amazonや楽天市場など信頼できる大企業での買い物の場合は、クレジットカード決済の比率が更に高くなる傾向があります。

 

一方で、個人や小さな会社が運営するネットショップの場合は、代金引換の比率が若干ですが、高まる傾向がありますが、それでもクレジットカード決済を選ぶ人が一番多いことは変わりません。

 

なお、決済方法は多ければ多い程、顧客が買い物をし易くなりますので、売上にも当然影響してきます。

その為、費用対効果と導入障壁をご検討の上、利用頻度が高い決済方法は少しでも多く導入することをオススメしております。

 

※この経済産業省の調査は、5年前の2009年に実施されたものです。2014年現在では、約9割の消費者(10代後半~70代前半を調査対象にした結果)がネットショッピングを利用したことがあると回答しており、クレジットカード決済を選ぶ消費者の比率は60%程度まで上昇していると考えられています。

 

クレジットカード決済の導入には審査が必要

クレジットカード決済の代行会社としては、ゼウスやGMOイプシロン、GMOペイメントゲートウェイなどが有名ですが、いずれの会社も厳格な審査を通過する必要がありますので、小規模なネットショップにはハードルが高いのが現実です。

 

同じクレジットカードの審査でも、個人や法人が利用するクレジットカードを作るのとは違い、決済手段として導入する際の審査は、より厳しくチェックされます。

信用情報や資金繰りなどの金銭面の調査だけでなく、売上や月間販売数の少な過ぎるショップが審査落ちになる可能性もあります。

 

また、審査期間を経て導入まで2ヶ月近くに及ぶことも珍しくなく、スピード感を持った経営が求められる現在のネットビジネスの世界において、時間的コストも無視できません。

 

ペイパル決済なら無審査で導入可能

そこで、オススメなのが米国のクレジットカード決済代行会社であるペイパルです。

ペイパルはネット上からアカウントを作成し、免許証や保険証などの本人確認書類を提出するだけで、すぐにクレジットカード決済を導入することができます。

 

本人確認書類の提出から、認証コードが郵送されてくるまで、10日~2週間程度で手続きが完了しますので、一般的な日本のクレジットカード決済代行会社の約2ヶ月と比較すると、非常に迅速です。

 

特に審査などもなく、誰でもスムーズにアカウントを開設できますので、個人や小さな会社でも心配ありません。

また、無審査ですので、ちょっとワケありな方でも導入可能です。

 

ペイパル決済の手数料は購入金額が低い場合は割高に

ペイパルの決済手数料は、1回の決済につき40円+3.6%です。一般的なクレジットカード決済の手数料が4~5%程度ですので、非常に割安な水準になっています。

 

また、一般的な決済代行会社とは違い、導入手数料や毎月の最低手数料なども全く発生しないため、非常にリーズナブルなサービスになっています。

 

ですが、一つ注意が必要な点が、決済毎に40円が固定費として発生することです。

 

たとえば、10,000円の商品が売れた場合なら、40円+3.6%(360円)=400円が手数料になり、手数料率は4%です。

ですが、1,000円の商品が売れた場合は、40円+3.6%(36円)=76円ですので、手数料率は7.6%になります。

500円の商品の場合は、同様の計算をすると手数料率は11.6%になってしまいます。

 

このように、購入金額が低い場合は、手数料の負担が非常に大きくなりますので、「クレジットカード決済は5,000円以上から」などの条件を設けることも検討した方が良いでしょう。

 

ペイパル決済での売上の入金について

ペイパル決済のメリットとして、売上の入金がとても早いこともあげられます。

他のカード決済サービスの場合は、月末締めの翌々月払いという支払いサイトもあり、キャッシュフローに支障が生じることも考えられます。

 

しかし、ペイパル決済の場合は、銀行送金依頼を行うと5日程で振り込まれます。

また、50,000円以上なら手数料が無料です。

 

スタートアップ時は、大変嬉しいメリットだと思います。

 

welcartならペイパル決済にデフォルト対応

ペイパル決済(クレジットカード決済)を導入する方法は2種類あります。

 

1つは、お客様から注文があり次第、お客様のメールアドレス宛にペイパルの管理画面から決済リンクをメールで送る方法です。

 

この方法であれば、どんなネットショップでも導入することができるメリットがありますが、お客様が購入⇒決済の一連の流れをシームレスに行うことができず、決済までに時間が空いてしまう点がデメリットになります。

仕事が忙しい場合など、購入者への決済メールの送信まで時間が掛かってしまうと、その間にお客様が購入意思を無くしてしまう、いわゆる「カゴ落ち」に近い状況になってしまうリスクもあります。

 

もう1つは、通常のクレジットカード決済と同じように、ネットショップの商品購入画面から、シームレスに決済画面に遷移して、そのまま決済してもらう方法です。

 

ネットショップで購入ボタンを押した直後に、ペイパルのページに飛んで、そのまま決済してもらうことが可能です。

この方法は、ネットショップ運営サービス最大手のカラーミーショップでは有料で提供されていますが、welcartではデフォルト機能として無料で利用可能です。

welcartは、一部の追加機能(プラグイン)を除いて、全て無料で利用できますので、ペイパル決済を導入する方にはオススメです。

 

まだクレジット決済を導入されていない方は、これを機に是非導入してみは如何でしょうか?

売上への影響も実感できるはずです。

 

山中洋史

コンサルタント紹介:Hiroshi Yamanaka

ネットショップのユーザビリティや導線の設計を手掛けるデザイナー兼コンサルタント。
最近はUSPの構築など戦略全体から手掛ける事も増えているため、
クライアントの価値観や物事の本質を見極めることを心掛けている。

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