リスクを抑えてネットショップを出店する方法とは?

リスクマネージメント

ネットショップを開業したい、でも出来るだけリスクを回避して始めたい。

今回はそんな方のためのお話です。

 

今現在ネットショップを運営していないということであれば、いきなりモールや独自のショップを開くのではなく、まずはテスト販売してみることをオススメします。

 

なぜなら、実際に販売してみないことには、どんな商品が売れるか分からないからです。

 

例え、あなたが売れると思っている(思い込んでいる)商品であっても、実際の市場のニーズとかけ離れていて全く売れなかった、などということもあるのです。

 

ネットショップの売上と経費の見積もりを軽視しないように注意する

モールや独自のショップにしてもそうですが、必ず維持費が掛かります。

他にも在庫を仕入れしたらそのお金も掛かりますし、もし在庫を倉庫で保管するならその家賃も掛かるでしょう。

 

実際の店舗ビジネスに比べれば確かに初期費用や月額料金は安いと言えますが、それでも一定以上の金額は掛かります。

 

具体的にネットショップ運営に最低でも掛かる費用を挙げると・・・

・ドメイン費用

・サーバー費用

・広告費

・ショッピングカートなどのシステムレンタル料金

 

モールなどの場合ドメイン、サーバー、システムレンタル料はまとめて払うことになります。

(月額約2万円~)

 

広告費をどれだけ掛けるかでランニングコストは変わりますが、決して軽視してはいけない数字です。

 

ネットショップなら安く開業できると思い、売上と経費の見積もりを甘くしすぎた為に撤退していったショップ運営者もたくさんいます。

 

リスクを回避する為のテスト販売

そうすることでその商品に需要がどれくらいあるのか?

どれくらいの価格帯なら販売できるのか?のおおよその見当が付きます。

 

テスト販売の具体的な方法について

テスト販売するには、オークションを使うのが良いでしょう。

特にヤフオクや楽天などの大手のオークションでやるのが、良いと思います。

 

理由としては利用者が多く、落札される可能性も高いのでリサーチがしやすいからです。

また、利用料金も今はヤフオクなら出品手数料も無料ですし、気軽に出品することができます。

 

ただし、出品するだけではリサーチになりません。

ある程度制限はあるものの、ヤフオクなどでも商品名+αの説明を加えることができます。

 

またサムネイル画像や商品画像がどんなものにすればいいのか?

というテストもできるでしょう。

 

商品詳細の説明文も自由に書くことが出来るので、どんなことを書けば反応がよいか?
ということもテストをして調べていければ良いと思います。

 

商品の価格帯を調べる方法

商品の価格帯を調べるには、あなたが販売したいと思っている価格の即決価格で出品する方法と、1円出品でオークション形式で出品する二つの方法があります。

 

在庫があるならこの二つの方法を同時に行いましょう。(ヤフオクは無在庫出品は禁止されています)

 

なぜなら時間帯や曜日などその時々の条件によって売れ行きは変わるからです。

 

価格だけでなく、上記の説明文や写真のテストについても同様です。

 

ABテストとは?

説明文をテストしたいなら説明文だけ違う形にして出品してください。

ここで商品画像が違ったり値段が違ったりすると何が原因で良かったのか、悪かったのかが分かりません。

つまり、複数同時に変更して比較するのではなく、一カ所のみ変更することで影響の変化を明確にするのです。

 

価格をテストしたければ価格のみ。

説明文をテストしたければ説明文のみ。

商品画像をテストしたければ商品画像のみ違うものを2点出品するのです。

 

このようなテスト方法をABテストといいます。

ABテストを繰り返すことで良いほうを採用していくことができ、プロモーションに役立てることが出来ます。

 

漠然とオークションに出品するだけでなく、このような点を意識しながらテストを繰り返してください。

そうすることで、あなたが扱おうとしている商品に需要があるのか?

どれくらいの価格で売れるのか?ということがある程度分かってきます。

 

ただし、少し注意して貰いたいのが、オークションの場合どうしても落札相場は安くなりやすくなるという点です。

あくまで傾向なのですが、オークション利用する理由の多くが安く落札(購入)したいということがあります。

 

この場合はあまり利益を出すとかということは考えずに、市場調査とビジネスに慣れる為の練習だと思ってください。

 

特にまだ出店されたことの無い方にとって、出品作業やお客様との連絡や発送など初めてのことばかりです。

 

それらをいきなり開業してやるのではなく、オークションなどでまず慣れてから段階的に出来るようになれば良いと思います。

 

まずは、オークションでテスト販売をして商品も売れることが分かり需要がある、実際の業務にもある程度慣れてきた段階で本格的なECサイトを構築していくのは如何でしょうか?

 

ビジネスはトライ&エラーの繰り返し

いきなり開業というのは、やはりリスクがあります。

出来る限りリスクを抑えてできるやり方があれば、そのほうが良いと思います。

 

結局のところ、ビジネスはトライ&エラーの繰り返しです。

最初からトライ&エラーをクセ付けて置くことで、今後の運営にも生かすことが出来るでしょう。

 

これからネットショップを立ち上げたいと考えているのであれば、今回の記事を参考にしてみてください。

 

山中洋史

コンサルタント紹介:Hiroshi Yamanaka

ネットショップのユーザビリティや導線の設計を手掛けるデザイナー兼コンサルタント。
最近はUSPの構築など戦略全体から手掛ける事も増えているため、
クライアントの価値観や物事の本質を見極めることを心掛けている。

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