「O2O」をネットショップの施策に取り入れる上でのコツとは?-入門編-

O2O(Online to Offline、オーツーオー)

ネットでショップを運営したり、オンラインビジネスをしている人であれば、「O2O(オーツーオー)」という言葉を最近よく聞くのではないでしょうか?

 

ここ数年で注目されるようになり、なんとなく意味は分かっているつもりでも実はあまり詳しくは知らない・・・

そんな方もいるのではないでしょうか?

 

今回は、最近何かとよく聞く「O2O」についてお話していきます。

 

O2O(オーツーオー)とは?

そもそも「O2O」はなんなのでしょうか。

O2Oとは、

「Online to Offline(オンライン ツー オフライン)」の頭文字をとり、O2Oと呼ばれています。

 

意味としては、オンライン(ネット)で集めたお客様を、オフライン(実店舗)で購入や行動をして貰うための施策のことを指します。

つまりネットだけに留まらず、実世界と融合し互いに影響を及ぼす、このような仕組みや状況のことを指しているのです。

 

Facebookなどのソーシャルメディアとスマートフォンの普及により、手軽に情報や意見を発信できるようになったのも後押しになったと言われています。

美味しいものを食べたときや面白い体験や感動したとき、その場で呟いたり、facebookで簡単にシェアできてしまいます。

 

今の時代、何か物を購入するときや外食をするとき、その商品やお店の口コミなどを調べるのは当たり前の時代になっています。

まずは、事前にネットで評判や口コミ、つぶやきやfacebookの投稿を見たりするのです。

 

もし、facebook上で自分が検討しているお店ものページの「いいね!」がたくさん付いていたらどうでしょう?

評価の高いつぶやきや口コミサイトでのランキングが高いと、それだけで購入する理由付けになります。

 

オンラインで受け取るコンテンツの内容により、その後の行動に影響ができるということは想像できると思います。

ここまでは、なぜ今「O2O」が注目されマーケティングに取りれられるかを説明してきました。

 

しかし、ただ単にネットとリアル(実店舗)を結べば良いというわけではありません。

「O2O」をネットショップの施策に取り入れる上でのポイントを紹介していきます。

 

ポイントカードはネットもリアルも共有できるようにする。

せっかくネットでお客様を集めポイントカードを作って貰っても、それがネットだけ、もしくは実店舗だけしか使えないようであればあまり意味がありません。

 

お客様から見ても不便ですし、どちらかでしか使えないのであれば、もっと安いお店や便利なお店に流れてしまう可能性があります。

ネットとリアル店舗、同じポイントを両方で使用可能にする。それがO2Oの基本です。

 

ネット側、実店舗側で意思疎通をする

せっかくお客様がネットであなたのショップに興味を持ってもらい、実際に店舗に行ってみたいとします。

ネットで見たキャンペーン商品のことを聞きたくて向かったのに、実店舗のスタッフがネットのキャンペーンのことを知らなかったりしたら、そのお客様はどう思うでしょう?

 

せっかく興味をもってくれた見込み客なのに、オンラインとオフラインの提携が上手くいかないことで、販売チャンスを逃したことになるのです。

こんなことにならにようネットショップと実店舗で連携を取り、すこしでも多くのお客様に購入して貰えるように情報の共有が必要です。

 

ここからは、実際にネットショップで使える施策をご案内します。

ネットショップから実店舗へ誘導

ポイント○倍や注目商品などで興味を持ってもらい来店してもらう。

実店舗に来店されたらそこでネットでは伝わらない商品の良さを伝える。

 

実店舗からネットショップへの誘導

実店舗で買い物をして会員になってもらうことで、メールなどを送れるようにします。

 

そこからオンラインで購入可能な便利なネットショップの案内をします。

こちらから情報を送れるようになるとこで、イベント時には特別な案内で行動を起こして貰うこともできます。

 

例えば、お客様の誕生日やクリスマスのイベントなどです。

その時に使える、特別なポイントやキャンペーンをお知らせすることで、ネットショップもしくは実店舗で購入するきっかけ作りになります。

 

O2O施策をすることで、こちらからの接触頻度を上げることが出来ます。

すると、あなたのショップとお客様の関係性は強くなります。

ブランディングの向上やあなたの商品やショップに愛着を持ってもらえることにも繋がります。

 

特に今後は増々スマートフォンやタブレットの普及率は上がっていくでしょうし、情報の発信や受け取りもどんどん増えていくことと思います。

 

そうなれば今まで以上に、お客様のためになる情報を発信して、あなたのショップに興味を持ってもらうことが大事なことになってくるのではないでしょうか。

 

O2Oという考え方は今後もっと注目され、お客様からも求められる考え方です。

今後のために少しずつでもいいので、O2Oを意識したショップ作りを始めてみてはいかがでしょうか?

 

山中洋史

コンサルタント紹介:Hiroshi Yamanaka

ネットショップのユーザビリティや導線の設計を手掛けるデザイナー兼コンサルタント。
最近はUSPの構築など戦略全体から手掛ける事も増えているため、
クライアントの価値観や物事の本質を見極めることを心掛けている。

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