JTB総合研究所の発表によると、20 代男女、30 代女性の半数以上がSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)が購入のきっかけになるということが判明しました。
調査の結果、全年代では53.5%が購買に SNS の影響は受けないとなりましたが、20代では男女ともSNSが購買の引き金となっている傾向があるようです。
この調査は、JTB総合研究所が2014年9月10日~ 9月18日に行ったものです。
近年のインターネットショッピングの浸透を踏まえたうえで、海外旅行におけるブランド品や免税品の購入実態、海外でのショッピングに対する考え方、免税店への期待などについて調査しました。
調査方法はインターネットアンケート、日本在住の20歳から79歳までの男女のうち1,030名を対象としました。
そして、その結果を「海外ショッピングレポート~日本人海外旅行者の動向と購買行動~(2014)」としてまとめました。
それによると、SNS上で見かける(友人や企業が掲載している)商品に対する購買意欲に関しては、全体としては 53.5%が「SNSで見た商品を買いたくなったことはない」と回答しました。
しかし、性年代別にみてみると、主に20代男性と20~30代女性ではSNSが購買の引き金となっている傾向が見られます。
特に20代男性への効果が高く、「その場に旅行してでも買ってみたくなる」(12.6%)、「旅行しなくて済む範囲で探して買ってみたくなる」(20.4%)といった、高い意欲を示したといいます。
また、男女ともに 30 代以上では年齢が上がるにつれ「SNSで見た商品を買いたくなったことはない」人の割合が増加していますが、これはSNS利用率自体が低下する影響としています。
コンサルタント紹介:Hiroshi Yamanaka
ネットショップのユーザビリティや導線の設計を手掛けるデザイナー兼コンサルタント。
最近はUSPの構築など戦略全体から手掛ける事も増えているため、
クライアントの価値観や物事の本質を見極めることを心掛けている。
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