良品計画は2015年2月末までにモバイルアプリ「MUJI passport」中国版のダウンロードの提供を開始すると発表しました。

 

そして、2015年以降、台湾や香港、アラブ首長国連邦（UAE）などでの配信も始めるそうです。

 

「MUJI passport」とは2013年5月にリリースしたスマートフォンアプリです。

リリース直後から好評で、2014年6月末には日本だけで200万超のダウンロード数を突破しました。

 

そして、8月末には223万ダウンロードを超えたそうです。

 

特徴としては、全国の店舗やECサイトでのショッピング、店舗への来店時にチェックインすることで貯まる「MUJIマイル」、ほしい商品の店舗在庫を確認できる「ショッピングガイド機能」などを搭載していることからも、実店舗へ来て貰うことが狙いのようです。

 

今後、中国をはじめとする海外で配信される「MUJI passport」は、日本と同等の機能を搭載する予定です。

良品計画はこれらの海外戦略で2017年2月期までに日本・海外のEC売上高を240億円まで拡大させる計画です。

 

そして海外のEC売上高を50億円まで引き上げる方針です。

 

なお、「無印良品 ネットストア」など良品計画のオンライン事業は、3年連続で2桁成長をしているようです。

しかし、それでも全体売上の1割に満たず、売上の9割以上は実店舗からのようです。

 

ネットショップは便利な反面、実店舗で実物を見てから商品を購入したいという方がまだまだ多いのも事実です。

また、ネットショップを利用する際は、ある程度購入する商品を決めてからアクセスするケースが多いですが、実店舗だと目当ての商品以外もついでに購入してしまう事も多くなり、結果顧客単価も増加するという事も多いです。

 

そこでモバイルアプリが来店のキッカケになり、そして顧客動向の可視化からO2O（Online to Offline）戦略にも活かして行くことが大きな狙いなのではないでしょうか。

 

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