ユナイテッドアローズは、同社が運営するECサイト「UNITED ARROWS LTD. ONLINE STORE(ユナイテッドアローズ オンラインストア)」に、購入済みの手持ちの服とサイズ比較が出来る新サービス「サイズをチェック」を導入しています。
このサービスは、スウェーデンのEC企業バーチャサイズ(Virtusize)が提供しているEC試着ソリューション「サイズをチェック」をもとに、ユナイテッドアローズの新仕様に開発したものです。
ストア内でこれまでの購入履歴によって、販売中の服のイラストを重ねてサイズ比較を行えるサービスです。
商品ページの「サイズをチェック」ボタンをクリックすると、これまでに購入した商品の写真が表示されます。
この中から比較したいものを選択すると履歴商品のイラストと比較したい商品の画像が重って表示されます。これによって、サイズが簡単にわかるという仕組みです。
来年にはさらに機能もアイテムも拡大
「サイズをチェック」機能は、世界で40社のEコマースに導入されています。日本では、マガシーク、ディノス・セシールなどが導入しているようです。
ユナイテッドアローズこの機能には2015年内をめどに、機能をさらに改良し、また、登録アイテムも拡張していきます。
さらに、今後は店頭での3Dバーチャル試着も視野に入れており、また、実店舗との連携も強化していく方針です。
このサイズチェックとバーチャル試着の機能が充実すれば、サイズ違いによる返品率が下がることが期待できると思います。
また、実店舗との連携により顧客とのコミュニケーションの密度が濃くなることでしょう。
アパレルや百貨店のECサイトが、実店舗と連携しオムニチャネル戦略を強化する動きが目立っています。
2015年は、本格的なオムニチャネル元年となるのではないでしょうか。
コンサルタント紹介:Hiroshi Yamanaka
ネットショップのユーザビリティや導線の設計を手掛けるデザイナー兼コンサルタント。
最近はUSPの構築など戦略全体から手掛ける事も増えているため、
クライアントの価値観や物事の本質を見極めることを心掛けている。
ネットショップの売上改善のご相談を3社限定無料で承っております
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