このところECのビジネスモデルは、ECサイトと実店舗を組み合わせたものが多くみられるようになりました。
この状況に対応するためかABCマートは本年11月に、基幹システムをAmazonのクラウドサービス「Amazon Web Services(AWS)」に移行しました。
同社はもともとECには力を入れており、2010年には基幹システム「ABC-Mart Retail System(ARS)」を、フューチャーアーキテクトと構築しています。
このシステム稼働後もビジネスの拡大をめざし、システムインフラへの投資を継続しています。
そして、2012年11月には各店舗で「iPad」を使ったオムニチャネルサービス「iChock」を開始しています。
これは、その店舗に在庫のない商品でもその場で注文でき、配送料無料で届けるというもの。ECサイトと実店舗の組み合わせだからこそできる、ユニークなサービスとして展開しています。
これまでの、ABCマートの動きを見ると、そのビジネスモデルは実店舗中心から「実店舗とECサイトとの融合」へと変化してきているのがわかります。
今回のARSをクラウドサービス「AWS」に全面移行も、その流れに沿ったもの。同社によればこの移行により、ビジネス戦略がハードや設備などの物理的な事情に左右されることがなくなったとのことです。
また、コスト面でも固定費だったハードウェアのコストも変動費化されるなど、大きなメリットがあるようです。
コンサルタント紹介:Hiroshi Yamanaka
ネットショップのユーザビリティや導線の設計を手掛けるデザイナー兼コンサルタント。
最近はUSPの構築など戦略全体から手掛ける事も増えているため、
クライアントの価値観や物事の本質を見極めることを心掛けている。
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