ヤフー株式会社とブックオフコーポレーション株式会社は、リユース体験店舗「ヤフOFF! フラッグシップストア 渋谷センター街」を東京・渋谷にオープンしました。
「ヤフOFF! フラッグシップストア 渋谷センター街」は、2014年4月に資本・業務提携契約したヤフーとブックオフの初のコラボ店舗となります。
もともとあったブックオフの「BOOKOFF 渋谷センター街店」をリニューアルしたものです。
これは、「ネットのリユースNo.1のヤフオク!」と「リアルのリユースNo.1のブックオフ」がコラボレーションした新たなリユース体験店舗です。
「リユース革命~最強タッグで「リユース」をもっと身近にします」というコンセプトのようです。
新店舗では、従来のブックオフと同じように中古本の売買を行います。
そして、それに加えて、「ヤフオク!」に関する3つのサービスを展開しています。
まず「ヤフオク!出品窓口」は、「ヤフオク!」への出品を手軽に体験できるサービスです。
通常「ヤフオク!」に出品するには、Yahoo! JAPAN IDの取得や商品の出品作業、決済のやりとり、発送手続きなど必要になりますが、「ヤフオク!出品窓口」では、商品を持ち込み、費用事項の記入と身分証明書があれば、出品が可能になります。
つまり、通常の出品方法に手間を感じている人向けの代行サービスです。
対象となるのは「ヤフオク!」での落札見込み金額が5,000円以上の商品です。
手数料は落札金額5,000円~10,000円の商品で落札金額の45%、10,001円~50,000円の商品で落札金額の35%、50,001円~以上の商品で落札金額の25%となります。
また、店内1階中央に、約40万点の商品の中から「BOOKOFF」がセレクトした定番タイトル約5,000点の商品レビューを見ることができる専用タブレットを設置したコーナーを設けています。
このコーナーには、商品バーコードをYahoo! JAPANが専用に開発・提供するアプリケーションを通じて読み取ることで、商品レビューを閲覧することができます。
そして、「BOOKOFF 自由が丘駅前店」に「総合買取受付窓口」を新たに設置しました。
ここでは中古本だけではなく、「アパレル」「服飾雑貨」「貴金属」「食器」「スポーツ用品」といった、様々なジャンルの商品を買取します。
それらの商品は「ヤフオク!」などで販売します。
リユース市場が拡大している現在、さらなる展開や今後の動向に注目をおくが必要がありそうです。
このように、ネットとリアルでそれぞれ大きなシェアを獲得している会社がタッグを組み、お互いの特徴を強化するコラボレーションは今後も増えてることでしょう。
また、面倒な作業や利便性向上を代行する業務は、これから増々増えるのではないでしょうか。
ジョイントベンチャーを検討している方にとっては、とても参考になる事例ではないでしょうか。
コンサルタント紹介:Hiroshi Yamanaka
ネットショップのユーザビリティや導線の設計を手掛けるデザイナー兼コンサルタント。
最近はUSPの構築など戦略全体から手掛ける事も増えているため、
クライアントの価値観や物事の本質を見極めることを心掛けている。
ネットショップの売上改善のご相談を3社限定無料で承っております
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